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 23年3月の料理教室

23年3月の料理教室

三寒四温という言葉が古語のように、近年の3月はめまぐるしく変化する。

2月下旬からミモザが花を咲かせ始め、3月になると桜である。

「そんなに急いで温かくならなくても・・」と思うのは年を取ったせい?

とりあえず、庭仕事本格稼働です。

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教室は春の和食。

菜の花、土筆(つくし)、卵、空豆、苺などが登場。

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土筆の卵とじ

「土筆(つくし)」にまつわる思い出はひとそれぞれ。

「苦くて子供の頃はイヤだった。」「いつもハカマ取りを手伝っていた。」「山のように届いてウンザリ。」

多くの方が「食べたことはあるけど料理したことはない。」

一人で鬱々とハカマを取る作業は気が重いけど、みんなでワイワイ作業するのは楽しい。

春は山菜を食べる機会が多いけど、選別とアク取りという下ごしらえを考えると手を出したくないのも本音。

でも心のどこかで『この伝統が受け継がれていってほしい。』と願っている。

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豆乳茶碗蒸し、菜の花としらす添え

冬に逆戻りしたかのような日、温かい蒸し物にホッとしてほしい。

卵1個と豆乳1cup、塩少々。

混ぜて器に流し、蒸し器にかける。

蒸している間は別の作業が出来る。

「茶碗蒸し」というと『ス』が立つことを心配するけど、調味した具材をのせてしまえば、隠せます。(笑)

今回は菜の花としらすで春らしい姿に。

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ロマネスコと烏賊のぬた和え

サラダ以外にもロマネスコ、つかってみてください。

この淡いグリーンと葱の濃いグリーン、透明感のある烏賊で早春の一皿を。

ロマネスコのホコッとした食感が辛子酢味噌に合うと思いま

す。

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菜の花のもちきびごはん

「もちきび」とはあの『きびだんご』につかわれる雑穀です。日本では、五穀のひとつに数えられています。

イネ科の植物なので、米と同様に「うるちきび」「もちきび」がありますが、甘みが強い「もちきび」が人気があるそう。

今回は2合の白米+1/4cupのもちきびを炊飯器で炊き上げたところに、ごま油で炒めた菜の花を加えて混ぜています。

ごはんに薄黄色の粒(もちきび)と緑の菜の花。

ごま油と菜の花の香ばしさ、きびのもっちりした食感を楽しんでいただきたい。

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牛肉と干し椎茸の煮込み

牛すね肉を下茹でし、表面のアクと洗い流し、煮込み鍋に移し、一晩漬け置いた干し椎茸+昆布の戻し汁を注ぐ。肉が柔らかくなるまで煮る。

戻した椎茸とごぼう、調味料を加え15分煮たら、厚揚げと少量の醤油を加えて更に10分煮て火を止める。

調味料は醤油と砂糖。スキヤキに通じる、日本人が好きな味。

お肉屋さんにすね肉を注文すると「ポトフですか?」

「イエ、干し椎茸と煮るんです。」

昆布と干し椎茸の素晴らしさを感じる一皿。

残った煮汁の活用に「肉うどん」を推奨したら、皆さんの同意を獲得。

ごぼうは煮込み用ハーブのような役回り。牛肉を支えつつ、自らも美味しくなる。

和食で肉料理もなかなかのモノできます。

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いちごとルビーチョコレートのバターケーキ

いちごの甘煮を加えたバターケーキ。粗熱を取り、溶かしたルビーチョコレートを流しかける。

味も見た目も好相性でニンマリ。

それにしてもpinkって色は、乙女心くすぐりますな。

ルビーチョコレートのやわらかな味とほのかな酸味はフルーツとよく調和しそうです。

いちごの甘煮のシロップを炭酸で割ったら、口中が「春であふれて」しまいました。


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