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 南イタリア紀行 2018年 ②パエストゥム~マテーラ

南イタリア紀行 2018年 ②パエストゥム~マテーラ

2018年6月、南イタリア旅行記②

恥ずかしながら、ぼちぼち記載しています。

パエストゥム

Paestum

紀元前6~5世紀のギリシア神殿を見学。

観光客にとっては偉大なる世界遺産、地元民にとっては日常の光景。

子供たちは校外学習の地?走り回り、ピクニックのようであり、ウェディングカップルにとっては、記念撮影の場所。

去年のシチリア旅行で南イタリアに残るギリシア文明の遺産に圧倒されたこともあって、少し冷静に眺めるけど、やっぱりすごいです。

自然の脅威、幾多の戦禍をくぐり抜けて数千年前のものが目の前にある。

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この画面左上に白っぽい物体が浮かんでいるのを確認ください。

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記念撮影はドローンで!

紀元前6世紀の神殿の前で、最新鋭の機器で撮影。

うなってしまった。💦

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強い日差しの下、大人たちはトボトボ歩き、子供たちは駆け回る。

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これだけの遺跡でありながら、テロの脅威など忘れたかのようにおおらかに公開されている。

マテーラ

Matera

バジリカータ州 Basilicata

マテーラは、人々が先史時代から岩盤に掘りぬかれた地中の住居に住み、それらが集合して迫力のある洞窟都市となった。 1993年には世界遺産に登録され脚光を浴びるようになった。

夕方ここに到着したときは、幾層にも重ねられた洞窟住居群に圧倒される。

住居前の道は下の層の住居の屋根になっている。まるでエッシャーのだまし絵のよう。

日が落ちるにしたがい景色は、薄いヴェールをまとう如くさらに神秘的に。

ラビリンス、迷路群ともいうべき町。

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しかしこの旅で最も笑った場所である。

宿がすごい!

Locanda di Sanmartino

ホテル自体がサッシ地区と呼ばれる歴史的建造物保存地区の一部になっている。

私が泊まった部屋は幸運にもデラックスツイン(ツアー参加者の部屋割りは無作為)

しかし、一人で寝るには怖すぎる部屋でした。

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かつての洞窟住居をモダンに改装。

シャワールームのヴァイオレットライトはセクシーというより不気味。

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扉は穴蔵牢屋の入り口に見える。

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以前にエルデコでこのホテル紹介されていたけど、ハネムーナー向きです。(苦笑)

すべての部屋のつくりが異なるため、ツアーメンバーそれぞれのお部屋訪問となり、爆笑に次ぐ爆笑!

『この部屋は絶対祭壇だったはず!』『このどこからかピューローって吹いてくる風は?』『なんで部屋の中に井戸があるの!』

「怖いよ~!ホラーだよ~!」とそれぞれの部屋で連呼。

トゥーフォ(凝灰岩)でつくった壁の陰影がときに人影のように見えてしまう。

デラックスルームなだけに妙に広く、死角だらけ。あの角に何者かが潜んでいそうな気配。

この豪華な部屋を楽しむには程遠く、ほとんどが睡眠不足のまま朝を迎えることに。

ま、話のタネには十分なりました。

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3つの扉の真ん中のドアが私の泊まった部屋。

部屋の前に共有の庭(井戸端会議の場所?)があり、かつてのコミュニティの姿が想像できる。

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各部屋が飛び地のように住居群に点在するため、ホテルのフロントにたどり着くまで、ときには袋小路で引き返し、坂や階段を上ったり下りたり10分以上かかる。 グーグルはあてにならない。 健脚でないと客にはなれぬ。 ヒールは不可。 スーツケースはチップを払って運んでもらう。

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フロントへ向かいつつ、こんな景色の中、UP&DOWN。

ホテルの朝食はこの旅でBEST1の内容。

ジムもプールもジャグジーもあり。

異世界に興味があり、体力に自信がある方にはおススメのホテルです。

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 グラヴィーナ渓谷の岩盤に掘り抜かれた地中の住居や教会群。

渓谷沿いの斜面にセットバックしながら洞窟住居群が何層にもわたって重なるようにつくられている。

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ムルジァ・ティモーネ(Murgia Timone)

イスラム教徒に圧せられたギリシア正教の僧がこのような岩窟に住み着いていたという。

中世になると、人々は洞窟から地上へと住居を移していく。

天然の岩場と人工的に築いた構造物か見分けがつきにくい。

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サンタ・マリア・デ・イドリス教会(S.Maria de Idris)

サッソ(Sasso)と呼ばれる岩場の居住地(複数形はサッシ)に異様なまでの迫力で建てられている。

このような岩窟教会は155を超えるという。

イスラムの迫害や宗教改革の波から逃れてきた僧や修道士が隠れ住み、その後は貧困層が時代に取り残されたような生活をしてきたという事前情報で暗ーい街を想像してきたけれど、今や観光が主産業。

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 Duomoの外観と内部

メインストリートの多くの建物が白く塗装され、明るくキレイ。IMG_3804

町の広報車? サッシ地区写真と名産品のカチョカバロ、反対側にはクルスッキ(cruschi)と呼ばれる乾燥唐辛子の揚げ物の写真。 ベタだけど愛くるしい。

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新市街のマッテオッテイ広場

レストランもシンプルモダンなインテリアで、郷土色を取り入れつつ消化して新しいイタリアンとなっている。

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レストラン入口

レストランの料理写真が暗くて残念ながらお目にかけられませんが、マテーラというとこの大きーいパンが有名。

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イケメンパン屋さんでなく、後ろのパンのサイズに注目。

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デイスプレイ用ではなく実寸です。

このバジリカータ州だけでなく隣のプーリア州でも、この硬質小麦の大型パンはスタンダード。 この地方ではまだ薪窯でパンを焼く習慣が残っていて、木の香りが生地に移り、独特の風味が生まれるとも評される。

プーリア州のアルベロベッロを目指して移動。

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