6月の料理教室
2023/7/27
遅くなりましたが、6月の教室の報告です。
アジア風キャロットラペ
キャロットラペは人参サラダ。 ラペ=すりおろす。
とてもよく知られた西洋版常備菜。
今月はメインがカレーなので、アジア版の人参サラダを考えました。
塩を振って水気を絞った人参と小夏(ニューサマーオレンジ)を1cm角切りにしたものと合わせます。
柑橘は皮と実の間の白いワタ状の部分を取り除くことが多いのですが、ニューサマーオレンジ類はこのワタが甘くて美味しい。皮と種を除いてから切り分けると実もしっかりした形を保ちます。
人参はフルーツと相性がいいので、季節ごとにフルーツを変えてもまた美味しい。
盛り付け直前にココナッツチップを混ぜるとグッと南国風に。
鯵の南蛮漬け
日本の夏のお惣菜。
三枚おろしした鯵を揚げているので、尾頭付きは苦手な方でも食べやすいと考えました。
漬け汁に2時間ほど浸ければ味も浸透するので、アレンジ次第でおもてなしにもなります。 たくさんの野菜と盛ればサラダにも。
お魚を処理することに抵抗があっても、お店で「三枚おろしの鯵」を見つけたら、揚げてみる。
魚料理の幅、広がります。
イエローカレー(鶏、薩摩芋、玉葱、ヤングコーン)
東南アジア(タイカレーが日本では有名)のカレーは主に3つに色分けされている。
グリーン>レッド>イエロー
辛さの度合いもこの順である。
グリーンカレーが一番有名で、辛みも強く、イエローカレーは一番マイルドとされている。
それぞれのカレーに合わせる具材も定番化しているようで、グリーンカレーは茄子と筍(破竹系)でイエローカレーはじゃが芋と玉葱。
今月は市販のイエローカレーペーストとココナッツミルクさえあれば出来る。
具材は鶏もも肉、玉葱、薩摩芋、ヤングコーン。 この薩摩芋が好評です。ほんのり辛みを感じた後に薩摩芋の甘みが口中に広がり、スプーンがススム、ススム。
ごはんは白米とジャスミンライスを同割りで炊飯器に入れて炊いたもの。 オニオンチップス、ココナッツチップ、パクチーを散らし、ライムを添えています。 カレーはスープカレーのようなシャバシャバ状態なので、ザブンとごはんにかけて召し上がっていただきました。
いつもの「おうちカレー」に飽きたら「イエローカレー」を代打にいかがでしょう?
ベトナムプリン
火照った舌に、甘く冷たいお菓子を。
ベトナムはコーヒー文化が根付いているようです。
キャラメルソースにビターなコーヒーを加えて卵液を流し、プリンをつくる。
冷やし固めたプリンの上にクラッシュアイスをのせて供する。
口中でガリガリと氷を砕きつつ、コーヒーの香り&苦みと共にとろりとしたプリンを楽しむ。 暑い地域ならではの甘みの楽しみ方です。
毎年、暑さが厳しくなっていくようです。
くれぐれもご自愛ください。
ご紹介させていただいた料理が、少しでもお役に立つこと願っております。
教室は7月,8月とお休みいたします。
9月から再開いたしますので、よろしくお願いいたします。