4月の料理教室
2023/5/4
4月の料理教室終了しました。
教室に参加いただいた皆様ありがとうございました。
上の画像は庭のクレソン。 葉先を使って残ったクレソンの枝を数日コップに浸け、根が出てきたら池の端に植える。 根付かない茎もありますがいくつかは生き延び、成長し、再び我が家の食卓へ。
豆苗も切った後、もう一度活躍してくれる可能性は大きいのですが、池がある役得?で『一粒で二度美味しい』(グリコだけじゃない!)クレソン編を実践中。
気温が上がると虫がついいてくるので、早春(4月半ばくらい)までのお楽しみでもあります。
今月のテーマはレモン。
国産レモンが最終盤を迎えています。
地元ならではのメリットを生かし、いろいろ使ってみました。
国産の無農薬レモンは、サイズも一定ではなく、表皮もシミがついていたり、皮が硬かったりするモノもあります。
でもレモンの香りが一番強いのは表皮です。
安心して使うためにも無農薬表示のモノをオススメします。
南イタリア発祥のレモンリキュール、リモンチェッロ。
これを瀬戸内のオーガニックレモンでつくっている人たちがいます。 丁寧に繊細につくられた『リモンチェッロ』、ぜひ機会があればお試しいただきたい。(地元自慢ですが)😊
今回はデザート、「レモンのティラミス」で使っています。
帆立のマリネとキウイ、文旦
帆立とキウイの相性の良さを知っていただきたい。
レモンとハーブのマリネ液に切った帆立をくぐらせてキウイと並べて盛る。 文旦で一度口中を調え、再び帆立&キウイと。
文旦の代わりに河内晩柑、グレープフルーツもまた美味しい。
エディブルフラワーを添えればおもてなしにも。
春キャベツとアボカドのサラダ
簡単でエンドレスに食べ続けられそうなサラダです。
一番の問題はアボカドの成熟度!?
外見だけでは見分け難いその中身。あまりの固さにいくつかのクラスで電子レンジ使用しました。😁
アボカドを適宜つぶして、塩、胡椒、レモン汁、オリーブオイルと混ぜ、ドレッシングとしキャベツ、あればクレソンも加えて和えただけ。
技量は不要、アボカドさえ調整できれば。
鶏と新玉葱、春キャベツの塩レモン煮込み
自家製塩レモンを作って、レモン上手を目指そう!
タジン鍋で有名なモロッコ料理。 塩レモンをよく使います。
本来はレモンと塩1ヶ月ほど1ヶ月ほど発酵させ、その旨みを調味料として使うモノですが、今回はお手軽版。
でもちゃんとこのレモン塩で深い味わいができます。
レモンを皮ごと輪切りにし、種を除いてからイチョウ切りにして、レモンの重量の15%の塩を加えてビニール袋に入れて1分ほど揉む。冷蔵庫に1晩置けば、「レモン塩」出来上がり。
この「レモン塩」を使って今月は2品料理しました。
煮込み鍋にオリーブオイルと粗みじんに切ったにんにくを入れて香りが立ったら、切った鶏肉、新玉葱、塩レモンと更にオリーブオイルを入れて蓋をする。中弱火で20分ほど煮ると新玉葱の水分で全体が蒸し煮されている。
この上に春キャベツ、タイムの枝、グリーンオリーブを加えて更に10分煮る。味をみて塩、胡椒で調整する。 画像のピンクの小花はタイムの花。 この時期だけの可憐な、食べられる花です。
水を加えず、野菜の水分で蒸し煮するという発想。 水が貴重な乾燥地域ゆえの伝統料理。 料理をより深い味わいにしてくれるレモンを使った調味料。
難しいことを考えずともこのスープをひと匙すくって飲んでほしくなる。
春キャベツを1玉買ったら、葉先のやわらかい上半分はサラダにして、下の部分はこの煮込みに使っていただけると丸ごと使い切れます。
塩レモンのクリームパスタ
「レモン塩」でもう一皿。
クリーム系のソースソースには幅広系のパスタが相性が良いとされています。
パスタを茹でている間に、フライパンに生クリームと塩レモンを合わせ分離しないように中弱火で煮詰めます。
パスタが茹で上がる直前にフライパンにバターとパルメザンチーズを加えて味を調え、茹で上がったパスタを加えて混ぜ皿に取り分ける。 最後にレモンの皮を削って香りをたたせる。
レモンの紅茶ティラミス
マスカルチーズチーズとフィンガービスケットがあるとつくりたくなるティラミス。 本来はコーヒーの苦みとマスカルポーネのコクと甘さを味わうデザートですが、今回はレモンを使って軽やかに。
フィンガービスケットに紅茶(アールグレイ)とリモンチェッロで香り付けしました。
卵黄とマスカルポーネでクリームのベースを作り、卵白でメレンゲをつくり、合わせたモノ。
春らしい淡い色調も気に入っています。
レモン尽くしの4月でした。