台風が去った後、空気ががらりと変わり、少し緩んだ風が流れています。
ナンキンハゼの実も膨らみ、少しずつ紅葉始まりました。
9月の教室は、南仏~イタリアをイメージした料理です。
2種の茄子を使います。
茄子は揚げるとおいしい。「わかっているけど、できれば揚げ物はしたくない。」そんな声が聞こえそうですが、エイヤッと揚げてしまえば料理の幅広がります。
揚げた茄子は冷凍保存可能です。
茄子のタプナード巻き、ピンチョス仕立て
さつまいもとレーズンのサラダ
茄子を8mmほどの厚さの斜め切りにし、揚げる。粗熱が取れ、油を切ったら少量のタプナードを茄子の断面にのせ、クルリと巻いて保存容器に渦巻きが見えるように立てて並べる。マリネ液を注ぎ冷蔵庫で保存。
味がなじんだら串に刺して盛り付ける。本日はチェリータイプのモッツァレラチーズ+バジルと共に刺したもの、ミニトマトと刺したもの2串。
さつまいもとレーズンのサラダは、さつまいもの皮の赤色も美味しさの一部。レーズンの甘味が味のポイント。さつまいもは今が旬の野菜ですが、1年を通して入手しやすいので、重宝する一品。スパイシーな料理のサイドメニューにぴったり。
烏賊と茄子のパスタ
前菜に続いて、揚げた茄子を使います。
へたを落とし、皮をむいた茄子を1cm厚さの斜め切りし、更に1cm角の棒状に切る。すぐ高温の油で揚げたら網にとる。アクが出る前に揚げることが一番のポイント。
ワタを抜き、胴と脚に分けた剣先イカも食べやすい大きさに切り、シシトウは種を除いて千切り。
パスタはフジッリというショートパスタ。アルデンテにこだわらず、多人数のときにはぜひ使っていただきたい。
茄子も、パスタも、烏賊も1cm幅にしたことでソースもほどよくからまることを目指しています。
調味料は塩、胡椒だけなのに、揚げた茄子がコクを出してクリームを入れたような濃厚な味となります。
鶏手羽中と夏野菜のグリル
9月ですが、名残の夏野菜とハーブオイルを使って、室内でできるバーベキューのような一皿です。
手羽中(食べやすくてお気に入りの部位!)に塩を振り1時間~1晩置いてから水分を拭き取り、ハーブオイルでマリネ。
ハーブオイル
タイム、ローズマリー、ローリエをボトルに入れ、オリーブオイルを注ぎ、日の当たらない室内に置く。絶えずハーブがオイルに浸っている状態にして1ヶ月以内に使い切る。
パセリやバジルのような水気の多いハーブよりちょっと木化したようなハーブ類の方が日持ちします。
トマトは横2つに切り、塩を振り切り口にハーブオイルを少量のせ、ズッキーニは縦に切り分け塩を振り、ハーブオイルをからめる。ピーマンは上部を切り落とし、パセリのみじん切り少々を混ぜた溶けるチーズを少量詰める。
鶏手羽中と夏野菜をグリルに並べ香ばしく焼く。
実は鶏肉よりも野菜でお腹がいっぱいになります。
ゴルゴンゾーラチーズケーキのクッキーサンド
市販のクッキーにゴルゴンゾーラチーズケーキの生地を流し、焼いた上にクッキーを重ねてサンドゥイッチ状のお菓子つくりました。
ブルーチーズというだけで尻込みする方もいらっしゃいますが、パスタのソースに使われることも多いゴルゴンゾーラチーズなら興味を持っていただけるのではと。
乳脂肪分高く、塩分もあるチーズなので、甘さ控えめのコクのある大人なスウィーツです。
型(またはバッド)にクッキーを並べます。ちゃんとサンドしたいので底側のクッキーとチーズケーキを挟む上側のクッキーの方向を揃えることが重要です。ここでパチリと写真撮っておく作業、オススメします。
この上にチーズケーキの生地を流し、7割方焼いたらオーブンから取り出し、事前に撮っておいた写真で方向確認し、上のクッキーを並べ、焼き上げる。
粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やし固め、クッキーサイズに切り分ける。
切り分けて冷蔵庫で4日間保存可能。冷凍保存可能(オススメ)。
切り分けたゴルゴンゾーラチーズケーキのクッキーサンド。
添えたのは山桃のシャーベット。
http://h-motifs.com/blog/庭/ヤマモモのシャーベット
赤色シャーベットで深まる秋を感じつつ、コックリのチーズケーキをミックスハーブティーと共に楽しむ時間となりました。