6月の料理教室
2020/6/25
6月より教室を再開いたしました。
新型コロナウイルス感染拡大により、まだ先も見通せず、不安定なお気持ちで過ごされている中、多くの方々に参加いただき、感謝申し上げます。 本当にありがとうございました。
桜の季節も楽しめず、ツツジも藤もぼんやり眺めていただけのようのような時間を過ごし、今が終盤の紫陽花を横目に夏への準備を急ぐ日々となりました。
Stay Homeと呼びかけられた日々、「毎日のごはんづくりにホトホト疲れ果てた。」との、お声も聞こえる中、『手間をかけずに美味しい!』をテーマに(日々心掛けてはいるのですが、なかなかそんなにアイデア浮かびませーん。)メニューを構成しました。
焼き野菜、茹で野菜のつゆ浸し
茄子、南瓜、ペコロス(プチオニオン)をグリルで焼き、トマトは湯むき、オクラはサッと茹でて下拵え。
薄めの麺つゆで味整え、野菜を浸けて冷蔵庫で冷やす。
和風野菜マリネできました。
これからの季節に麺つゆは素麺だけでなく、本当に万能調味料です。
麺つゆのラベル、ちゃんと読むと応用範囲広がります、きっと。
烏賊の刺身、梅肉風味の夏野菜添え
胡瓜、茗荷、オクラ、ワカメを梅肉と甘酢を合わせた梅肉あんで和えます。
細切りした烏賊の刺身をのせ、おもてなしにもできる一皿にしました。
お醤油味が重なる食卓に、一品、梅の風味が効いたものが入ると、ちょっとしたアクセントになります。
空豆と海老の春巻き
とうもろこし&枝豆と海老の春巻き
素材の端境期に献立を考えたために、前半のクラスは『空豆と海老』後半のクラスは『とうもろこしと枝豆と海老』と内容が少し変わりました。
考え方は同じです。
空豆は薄皮までむいて生のまま。
とうもろこしは包丁でそぐようにして粒状の生の実を取り、枝豆はサッとゆでて実を取り出す。
海老を包丁でたたき、下味をつけ海老のすり身をつくり、これを野菜のつなぎ役として棒状に整えながら、春巻きの皮で巻く。
具材は同じでも、かき揚げより春巻きは初心者でも揚げるの簡単です。
お子様から年長者まで喜んでいただける一皿。
すべてのクラスで『ビール飲みたい!』の声、上がりました。
初夏をイメージしてグリーンを基調に盛りつけました。
ライムとピンク色のヒマラヤの塩を添えています。
青いもみじ葉があると不思議と和風に感じるものです。
豚バラと新玉葱の醤油煮込み
豚バラ肉と玉葱を鍋に入れ、調味料は醤油と酒と少量の水。
約90分間煮込むだけ。
今は新玉葱から通常の玉葱に徐々に移っていく時期ですので、水分量の違いは少しありますが、通常の玉葱でも大丈夫。玉葱の持つ甘さ、旨みにビックリ!な料理。
残ったら冷蔵庫に一晩置いて、表面に固まった脂を取り除き、うどんで食べるも良し、ココットに移してバゲットのスライスを浮かべパルメザンチーズを振って、和風オニオングラタンにするのもお勧めの食べ方です。
今月は煮込みの途中でゆで卵を加え、ごはんにも合うように盛りました。
火の前に立つことなく、タイマーをセットして、鍋に任せましょう。
パッションフルーツ
果物として食べられる種類は和名「果物時計草」。我が家でもグリーンカーテンとして植えていますが、花は咲けども実は未だならず。
パッションは「情熱」ではなく、花が時計の文字盤を思わせるため、十字架にかけられたキリストの「受難」と見立てて名付けられたそうです。
チョコレートとの相性の良さ、独特な酸味とトロピカルな香りをご紹介しました。
パッションフルーツの表面が少しへこんできたかなぁくらいが食べ頃。
2つに切って、中身をスプーンで取り出します。 アイスクリームやヨーグルトにかければ立派なソースに。
ココナッツミルクとホワイトチョコレートのババロア、キウイ、パイナップル、パッションフルーツを添えて
ココナッツミルクとホワイトチョコレートを合わせて、コクのあるババロアをつくり、夏のフルーツをソース代わりに。
一口目にココナッツミルクを感じ、遅れてチョコレートのコクが口中に広がります。最後にフルーツの酸味が清涼感をもたらしてくれる!?
おいしいもの食べて、夏への準備始めましょう。