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  2019年4月
2019年4月

New York 2019 ③ Guggenheim Museum

Guggenheim Museum

グッゲンハイム美術館

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高層ビルが立ち並ぶ5番街に、低層のカタツムリのような建物がある。

大富豪グッゲンハイムが創設。 印象派からキュビスムをはじめとする抽象画のコレクションが有名。

この建物は、アメリカ近代建築の父と呼ばれる建築家フランク・ロイド・ライトにより設計された。

Frank Lloyd Wright(フランク・ロイド・ライト)

1867年に生まれ91歳で亡くなるまで400余りの作品やプロジェクトを残した近代を代表する建築家。

日本でも、旧帝国ホテルや自由学園明日館は彼の設計に拠る。

生涯、自然と人間の共存を謳い、建築から家具に至るまで追求した思想は、後進の建築家、デザイナーに大きな影響を与えたといわれる。

私は小学生のとき、1枚の写真に目が釘付けになった。

『滝の中に家が建っている!』

ウイキペディアなど存在しない時代。小学生なりに調べてたどり着いたのが、

〝落水荘、フランク・ロイド・ライト”

1枚の写真は、世界の名建築を撮影したカレンダーの夏の月のものだった。

他の月の建築は全く記憶がない。

以来、記憶の奥底にこの『滝の家』は色あせながらも存在し続けた。

3年前に建築を生業とする高校の同級生が主催するツアーで北欧を旅した。

フィンランドの建築家アアルトの自邸&アトリエ、スウェーデンのアスプルンドが設計した森の墓地。

感動してしまった。

同級生と約束した。『次は落水荘!』

6月に彼女と落水荘(Fallingwater)へ行って来ます。

http://Fallingwater.org

前置きが長くなりました。

この落水荘ツアーのための予習で、グッゲンハイム美術館を訪ねました。

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五番街からのエントランス

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上からドキドキしながら撮影。

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こういう建物を構想することもすごいけど、建築家がつくったイメージを現実化する技師や職人達の能力に敬服。

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吹き抜けの高い天井に向かって、ゆるやかならせん状のスペースに収蔵品が展示されている。

高いところが苦手な私はこのらせんの内側部分に立つとめまいがする。

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渦巻き状になっているため、離れた位置からも見ることができる。

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Fernand Leger (フェルナン・レジェ)

今回の展示で一番の感動。

抽象画が好きなわけではないけど、隣のピカソよりカンディンスキーより深く訴えられるものアリ。

数年前に南仏のレジェの美術館(フランス国立美術館なんです。)に行ったけどその時より良かったのです。

この建物と作品との相性もあるのかも。

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らせん状のスペースを繋ぐように立っている柱の裏はトイレ。

各層ごとにあるので、意外に親切設計。

メトロポリタン美術館はあまりにも巨大すぎて、疲れ果ててしまいます。

コンパクトなグッゲンハイム美術館おススメです。

あっ、でもメトロポリタン美術館にライトが手がけた家の一部が展示されています。

旧帝国ホテルの内装に通じる、私たちが共感する空間がそこにあります。

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美術鑑賞に疲れたら、目の前のセントラルパークを散策ください。

この辺りは、かつてジャックリーン・オナシス・ケネディがこの池の周囲をジョギングしていたというところ。

芽吹き始めた木々を背に、芝生の上では子供たちが飛び跳ねています。


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New York 2019 ②NY Style Cheesecake

ニューヨークチーズケーキ探訪

初めてニューヨークチーズケーキを食べたのは30年以上前。

美味しくて感激したのだけど、レシピを見て、当時20代の私でさえたじろいでしまった。

High Calories!

でもめげずに、様々なレシピに挑戦。試作しては友人たちにカロリーについては詳しく語らず試食してもらっていました。

近年、加齢と共にニューヨークチーズケーキづくりはご無沙汰。

NY散歩をかねて、チーズケーキを探訪しました。

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① Veniero’s(ヴェ二―ロ)

イーストビレッジにある南イタリア色いっぱいのベーカリー&ペイストリーカフェ。

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どっしりと落ち着いた店だけど、ご近所さんが馴染みの店にSweets&Relaxを求めてくる感じ。

引退したマフィアが経営者かも・・なんてイメージをもってしまう。

老いも若きも、メンズもレディスも。 隣は明らかに仕事の打ち合わせ中。

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写真付きのメニュー!親切!多彩!

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NYCC(ニューヨークチーズケーキをこう表記します。)とカンノーリ。

どうやらNYではカンノーリが流行ってるらしく、あちこちで見かけます。

この店のNYCCは、王道派。 濃厚。 意外に糖分は控えめで脂肪分はたっぷり。

まわりのテーブルでは、みんなそれぞれとろける笑顔で、スウィーツを享受している。

カロリーなんて論外、この時間を楽しんでこその人生なり。

NYCCは$6、カンノーリは$5,5

NY のTaxは8,875%

そしてカフェでは要チップ。ご随意にと言われても、どうやら20%が相場のようです。

間違いなく世界一物価の高い都市です。

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店頭のショーケース

NY Style Cheesecakeだけでなく、さまざまのケーキ達。

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洗練され過ぎない、これぞアメリカン?でもイタリア色強いぞ!デス。

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こんな街並みにあります。 UPTOWNとは流れる空気の色も違う。

http://www.Venierospastry.com

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② Two Little Red Hens (トゥー・リトル・・レッド・ヘンズ)

The Little Red Hensという童話が店名の由来。

アッパーイーストサイドにありますが、気取らない庶民の店の風情。

隣のデリカテッセンも有名らしく、近隣の住人が週末に買い物して回る様子が想像できます。

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カフェオレと共に店内でイートイン。

NY Cheesecake Slice  $4,95

日本人にとってはなかなかのボリュームだけど、きめの細かさとしっかりした酸味で完食。

常連さんがお一人で、家族でベビーカーを押して、女子高生が学校帰りに、高齢の母と娘で、そんな生活感あふれる小さな店の中、みんな片手にスウィーツ。メインはおしゃべり。

『ガールズ&ファンシーモード』で飾られた店内だけど、ここのケーキを食べたら、優しい子に育ちそうな、ほっこり気分になりました。

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定番のキャロットケーキ、レッドヴェルヴェットケーキ、カップケーキも種類が豊富。

ブルックリン・ブラックアウトというのはチョコレートケーキでこれもNYの定番。

ミュージアム・マイルと呼ばれるアップタウンの5番街まで徒歩15分程度なのに、店員さんも気取らなくて、子供の頃に帰りたくなるお店。

http://twolittleredhens.com

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 Eileen’s Special Cheesecake (エイリーンズ・スペシャル・チーズケーキ)

ノリータ地区にある小さな店。訪ねたときは店の前に行列ができていて、ビックリ。

イートインスペースもあるけど、あまりの混雑ぶりに持ち帰ることに。

すべてがチーズケーキだけど、カップケーキ型から三角形にカットしたもの、ホール型まであり、ヴァリエーションも数十種類あって、迷います。

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店員さんはフレンドリーで観光客にも慣れていて、丁寧に対応してくれますが、満員電車のような密度の中写真を撮るのも気が引けました。

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食感は軽くふわっとしていて、日本人好み。

甘いものをあまり食べない妹も「コレ、美味しい!。」

NYチーズケーキにメレンゲを入れるという発想は初めて。

レモンをうんと利かせて、メレンゲを加えて軽くしたニューヨークチーズケーキがあってもいいんじゃないのかしらと思ったのでした。

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ソーホー&ノリータと呼ばれる地区に位置します。

帰りにディーン&デルーカ第1号店(広くてビックリ)に寄り道して帰宅。

http://eileenscheesecake.com


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NewYork 2019 ①

2度目のニューヨーク。

4年前に行ったのに、この街はますます加速している。

今回は妹の引っ越し手伝い?の口実で2週間前にチケットを手配。

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新居のための家具選び、インテリアショップクルージングが主目的。

紹介されたインテリアの展示会Architectural Design Show最終日にJFKから直行。

このチケットはオンラインで購入し、データを自宅でプリントアウトし持参する。

国境などないのだなぁ~と実感。

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陶器製 the Stars and Stripes

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厨房機器、家具、照明、寝具、装飾品・・・etc

250のブランドが参加しているとのこと。

日本ではありえないサイズの厨房機器もありましたが、見学者の多彩さには『さすがNY!』

人種だけでなく、年齢も性別も超え、LGBTなど騒ぐことすらアホらしい。 エイリアンのような不思議な方々に遭遇しました。(写真を撮って厄介な事態になるのを避けて、あまり見ないふりをしていたのが真実。)

別の会場ではDining Enviroments Showcasesという名称で食卓展示会も。

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アウトドアでのパーティー?

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未来の食卓?

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21世紀のプチ・トリアノン?

会場はPiers92という、ハドソンリバーに面した倉庫街の一角。

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帰宅すると、すっかり街も夜の顔に。

W29th ST.からエンパイア・ステート・ビルを見る。

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南を向くと、ワン・ワールド・トレード・センター。

今週で見納めの景色。


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4月の料理教室

 

 

4月の教室はイタリアン?+アメリカン?な内容です。

3月末~4月初めにニューヨークに行ってきて、ちょっと影響アリ。

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アメリカの春はイースターと共に訪れるようで、いたるところに卵+ウサギさん。

日頃ファンシーグッズとは縁遠いのに、ついつい「せっかくだから・・」とウサギさんのエッグカップを買ってしまった。

日本ではハロウィーンほど盛り上がってないけど、『春を愛でる。』キモチでささやかなイースターパーティーを。

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デビルドエッグ

イースターにはお約束のアペリティフ。 フィンガーフードとしても愛用され、様々なバリエーションがあります。

マスタードや唐辛子といったスパイシーなものが入っていると〝デビル”って表現するんです。

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シーザー風サラダ

シーザーとはこのサラダを考案したメキシコ人シェフの名前。

ニューヨークでは、サラダメニューに必ず入っている。 ヨーロッパではあまり見かけない。

シーザー風サラダを作りたくなったら、ぜひ美味しいパルミジャーノチーズをご用意ください。

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グリーンアスパラガスのペンネ、シラスソースで

春にぷっくり大きくなったシラスのソース。 グリーンアスパラガスをペンネと同形に切って、ゆで上げてからめます。

仕上げに優しい香りのディルと旨味の素のパルミジャーノチーズを振り混ぜます。

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豚ヒレのミルク煮、竹の子とグリーンピースを添えて

春らしい色合いの優しい味の煮込み料理。

ソースは人参、玉葱、セロリ+牛乳でつくります。

ブイヨンも小麦粉も使わず、ポタージュスープのような美味しいソースができました。

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ニューヨーク・チーズケーキ2019

クリームチーズを使って湯せんで焼き上げるチーズケーキ。

ニューヨークに行ってお菓子屋さんを巡り、今の私が食べたいNYチーズケーキを考えました。

フードプロセッサーがあれば簡単。 なければ体力を信じて泡立て器をお使いください。

10年以上前に買ったお皿が話題をさらいました。

このお皿シリーズ、パリ、ロンドン、ローマ、ヴェニス、東京と世界の都市地図がモチーフとなっています。

まだまだ作らなきゃいけないお菓子があるようです。


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3月の料理教室

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春告げの山菜のひとつ、蕗の薹。

大した手入れもしてないけど、毎年必ず庭に芽を出す。

天ぷら、蕗の薹味噌の定番以外になにかできないかなーと思案し、蕗の薹ごはんを作ってみたら、予想以上に好評。

お子様も喜んでいただいたようで、手間暇かかる割に不評の山菜料理を見直す一助になればと願うばかり。

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土筆も、最近はハカマを取り除いたり形を整えて販売されています。

苦みも滋味と、季節を楽しんでみてください。

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蒸し野菜、胡麻ドレッシング

まだまだ寒さが残る季節。 温かい野菜は体を内側から温めてくれます。

人参、薩摩芋、蓮根、芽キャベツ、蕪、ロマネスコ、スナップエンドウ。野菜はお好きなもので。

胡麻のドレッシングで、たっぷり野菜を召し上がってください。

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海老団子のすまし汁

寒い季節に蒸籠はホントに万能。 確かにスペースは必要ですが、温めなおしが簡単。

油を使う必要がないし、湯気の出る風情は最高。

海老団子を作って、器に入れ、出汁を張って、器ごと蒸籠で蒸す。

鍋で海老団子を煮るより、手間がかからず、澄んだお出汁が本当に美味しい。

使用後の蒸籠はたわしで水洗いし、よーく干す。ちゃんと乾燥させると、一生モノの道具になります。

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白身魚の桜塩カルパッチョ

桜花の塩漬けの塩を使って、春の魚(サヨリや鯛)をオリーブオイルと合わせ、和風のカルパッチョに。 酒の肴です。 淡い桜色と香りで、一献。

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牛肉とアスパラガスの炒め物

焼き肉用の牛肉を棒状に切り、グリーンアスパラガスと、蜂蜜の風味の甘辛味でちょっと贅沢な炒め物を。

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蕗の薹ごはん

蕗の薹をみじん切りし、バターで炒め、ごはんにしました。

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春の焼き肉丼

牛肉とアスパラガスの炒め物を蕗の薹ごはんにのせて、春の焼き肉丼に仕立てました。

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桜ムース、ゆであずきと抹茶ソース添え

桜花の塩漬けを使ってムースをつくりました。 

手法は洋風ですが、桜の時期ならではのデザート。喜んでいただけました。 

茹であずき、抹茶、桜。 まだダウンも手放せないですが、お花見の準備は胃袋的には完了。

 

 


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