10月の料理教室
2017/11/5
台風が去って、秋が一層深まってきました。
庭で実をつけていた葡萄も、風雨にさらされ、残りわずか。
歯を食いしばって、耐えていてくれたようで、けなげでいとおしい。
秋の実りを楽しむ時間です。
焼き舞茸、ほうれん草、銀杏の白和え
キノコはグリルで焼くと、香りも味も歯ごたえもUPします。
茹でたほうれん草、殻を取って揚げた銀杏と絹ごし豆腐の白和えです。
手間はかかりますが、銀杏の殻を取り、揚げると翡翠色の銀杏ができます。
これもある意味贅沢な時間。
鯛の香り巻き
鯛(刺身用)を薄いそぎ切りにして、たたいた山椒の実と梅肉を少量のせ、巻いたものです。 添える野菜類(今回は長芋&柿)で季節感を。
柿=黄、ラディッシュ=赤、スダチ=緑。
手のひらの錦秋でしょうか。
茄子の煮物、海老のあんかけ
冷気を感じ始めると、とろりとしたあんかけ汁にホッとします。
定番の茄子の煮物に海老のあんかけをかけるだけで、ちょっとご馳走に。
このお醤油の風味にごはんもススミます。
秋の和風ローストビーフ
街ではハロウィンのデコレーションが踊っています。
で、ちょっぴりそれも意識して、付け合わせのひとつに南瓜も。
ローストビーフ用の牛肉をフライパンで焼き、お箸で食べられるサイズに薄切り。スライスした葡萄と共に、お出汁風味のあんをソースとしています。
南瓜はペースト状に、ゴボウの薄切りは揚げてチップスに。
クレソンの苦み、まったりとした南瓜、カリッとしたゴボウ、甘い葡萄。
主役の牛肉と様々な表情の野菜たちとの共演を楽しんでいただけたらと。
栗玉とマスカルポーネチーズ、葡萄と無花果添え
茹でた栗の実+砂糖+牛乳。
これらを合わせて鍋にかけ、とろりとしたら、火を止め、粒が少し残る状態までつぶし丸める。 これを勝手に栗玉と名付けました。
マスカルポーネチーズをのせて、シナモンを振り、ピスタチオを散らす。
葡萄と無花果で鮮やかな色と果汁で口福なひとときを。