12月の料理教室
2016/12/29
Christmas 2016
今年は、かなり盛沢山の内容です。
それぞれ作り方はシンプルなので、組み合わせ次第で、クリスマスだけでなくお正月にもお使いいただけたらと考えました。
ヴァン・ショー vin chaud
フランス版のhot wineです。 ドイツではglühwein、クリスマスマーケットで計売りされるので有名です。
赤ワインにシナモン、クローブ、カルダモンなどのスパイスとメープルシロップを入れ、更に紅マドンナを(この時期ですもの)カットして加え温めます。
食前酒としての提案ですが、寒い季節にほっこりしたいときにいかがでしょう。
柚子しめの鯛とマッシュルームのカルパッチョ
青魚を酢でしめるように鯛を柚子酢でしめたものと生のマッシュルームを合わせます。
柚子の優しい酸味はシャンパンや白ワインとも好相性。
カリフラワーと冬野菜のピクルス
ピクルスに最適な野菜はカリフラワーではないかしらと、思っています。 さらに近年は色鮮やかな野菜が増えて、クリスマスの食卓を華やかに盛り上げてくれます。
おすすめは赤蕪、黄人参。赤ピーマンも参戦して、ヴィヴィットな一皿に。
フォアグラムースのミニクロワッサン
『いただきもののフォワグラパテ。有り難いけど、使いこなせない。』
こんなとき、こんな風にアレンジされてはいかがでしょう?
「どうやって作ったの?」と尋ねられますよ、たぶん。
ゴボウのスープ
「ゴボウを包丁で1㎜厚さの輪切りにする。」
そのハードルを越えると、ゴボウスープがいただけます。
寒い季節にこのシンプルな根菜のスープは、まるで薬膳スープのように体の内側から温めてくれると好評です。
クイックローストビーフ、胡桃入り黒米ごはん
串刺しした牛肉をグリルで焼き、赤ワインと醤油ベーズの漬け汁に漬けました。
ローストした胡桃と黒米ごはんを混ぜてこの牛肉に添えます。
困るくらい、赤ワインがススミます。
タルトタタン Tarte Tatin
ホテル・タタンの厨房で、19世紀に2人の姉妹の失敗から偶然にできたお菓子といわれています。
現地で講習を受け、そのラフなつくり?にびっくりして、『あんまり構えて作る必要はない。』ということだけは学び(笑)、日本人が考えるタルトタタンとして再構成してみました。
材料はりんご、砂糖、バター、パイ生地。
タタンホテルのパティシエが『フライパンで作った生地を軽く温めて皿に返して切り分ける。ほんのりと温かい状態が一番おすすめ。』と教えてくれたことだけは忠実に再現しています。
このお菓子を作ると、『りんごって素晴らしい素材!』といつも思います。
今年もあと数日となりました。 良いお年をお迎えください。