12月の料理教室
2020/12/20
コロナに翻弄された一年。でもクリスマスはクリスマス。
ポット苗でつくるクリスマスリース
毎年11月の中旬に、ドーナツ型のバスケットにポット苗(園芸店やホームセンターで購入)を生け込む。
生け始めはそれぞれの苗がよそよそしい感じで別々に咲いているのに、ひと月もすると混ざり合って、もしゃもしゃ?と雑居家族のようになる。赤い山帰来を刺すとクリスマスになるけど、赤い実は野鳥の標的になりやすく、ドアを開けると粉々になった実が散っている。
お正月には、山帰来から南天に切り替え、金色の水引を飾れば、しめ縄代わりになります。
時々の水やり、枯れた花や伸びた葉を取り除くことは必要ですが、冬ざれて寂しくなった庭に、ポッと灯りがともったような。
北欧のクリスマスを夢見て。
クリスマスの食卓を作るために選んだ雑貨類は、ほとんど旅先からえっちらおっちら運んできたものばかり。
キャンドルスタンド、サラダボウル、ガラスのクリスマスツリーetc。
年に一度の登場の場面をつくらないともったいない。
前菜4種
小海老のトースト、スカーゲン
鯛のトースト・北欧風
シュガートマト、モッツァレラチーズのサラダ
海老とバジルの揚げ春巻き、カクテルソース添え
北欧に行ってビックリしたのはオープンサンドのトッピングの量。
スモークサーモンのオープンサンドを頼んだら、お皿に山のようにスモークサーモンがのっていて土台のパンが見えない。美味しかったけど一皿で完結してしまった。
少量多品種を望む日本人に小さな前菜4種を用意しました。
土台となるパンはドイツ~北ヨーロッパでよく食べられているプンパーニッケル。全粒粉のライ麦をベースにしているので、最近は健康食としても注目されているようです。
小海老のトースト、スカーゲンは北欧の定番料理。
鯛のトースト・北欧風は私のイメージする北欧料理を地元の鯛を使って。
北欧のハーブ、ディルとチャイブを使用したソースで和えてつくります。チャイブは日本の芽ネギのようなハーブ。やわらかいニラのような香りがします。万能ネギの先端の部分で代用できます。
pumpernickel(プンパーニッケル)は未開封なら半年程度保存可能。
チャイブはなかなか販売していないので、庭で育てています。冬にはほとんどのハーブが枯れる中、有難い存在。 ディルは寒いヨーロッパで年中使用されるのが不思議なのだけど、北欧料理のマストアイテム。
赤いトマトは、中身を少しくり抜いてモッツァレラチーズを数粒入れてバジルを散らし、クリスマスの演出に。
海老の殻をむいてバジルの葉と共に巻いて、揚げ春巻きに。くり抜いたトマトの果肉を活用してカクテルソースをつくったら、大好評。
カリフラワー、マッシュルーム、蟹のフリカッセ
温かい野菜料理。
白い冬野菜と蟹(缶詰デス)をクリームで蒸し煮にしました。
寒い季節、ホッとする一皿。
フライパンでローストビーフ
「かみ応えのあるお肉を食べてこそ、肉の美味しさを実感する。」ま、個人の見解ですが。
「薄くて面の大きなステーキ肉より分厚い一口の肉塊を。」 ま、個人の好みですが。
家族の構成人数が減っていること、扱いやすいことなど、フライパンでステーキのようなローストビーフを焼きました。
焼く手間はかかりませんが、時間を考える必要があります。(笑)
1.お肉屋さんに厚みのあるステーキ肉(またはローストビーフ用肉)を注文。
2.焼く前に肉を冷蔵庫から取り出し1時間以上室温に置く。
3.筋切りし、塩、胡椒を振った肉の広い面を、温めたフライパンで厚み1cmにつき1分(4cm厚さの時は4分)、裏返して同様に焼く。残りの面は1分ずつ焼く。 アルミフォイルで2重に包み、更にふきんで包み室内で1時間保温する。
4.切り分けて、皿に盛る。
お肉のおいしさを堪能していただくために、塩、醤油、わさび、マスタードなどを好みで添えて。
焼いた当日は厚切りの肉を噛みちぎるように味わって、残ったら薄切りして、ごはんにのせて醤油とわさびを添えてローストビーフ丼に。
スウェーデンのチョコレートケーキ(シャーレクスムムス)
素朴でシンプルなチョコレートケーキ。
材料がチョコレートではなくココアを使うので、気軽につくれます。
「シャーレクスムムス」を直訳すると「愛の美味しさ」。だからヴァレンタインデーにもよくつくられるそうです。
焼き上げたチョコレートケーキにコーヒー風味のココアクリームを流し、ココナッツを飾る。
あ、トナカイの親子はプラスチックのフィギュアです。💦
コーヒーやホットミルクと共にお楽しみください。
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