22年4月 料理教室
2022/5/6
感染状況が不安定な中、ウイルスへの対応を少しずつ学びつつ生活するようになってきた気がします。
一方、植物たちは変わりなく季節を謳歌し、グングンその枝先を伸ばし、葉を広げています。
寂しげだった庭も、クリスマスローズからヒヤシンスそしてチューリップと賑やかになってきました。
4月初めの夏椿(別名沙羅の木)はようやく葉が伸びてきました。
予想以上に水揚げがよく、日持ちしました。
今月の料理は春の洋風?料理。
人参のムース
人参を少量のブイヨンとバターで煮て、ミキサーにかけてゼラチンでとろみをつける。 メレンゲと合わせて冷蔵庫で冷やす。
トッピングは海老+人参+ディル。
ホワホワの泡というよりモッタリした少し重さのある泡。
人参の甘さに感激。
春野菜とシーフードのサラダ
新じゃが、スナップエンドウ、ブロッコリー、空豆を茹でる。
シーフードは茹で蛸、茹で海老、ツナ。
卵黄ベースのドレッシングで茹で野菜とシーフードを和え、器に盛る直前に黄ピーマンとオリーブ、ベビーリーフを加えて混ぜる。
ボリュームがあり、豪華に見えるとの評価いただきました。
人参のムースで使った卵白。残った卵黄を使いたくて発案。
グリーンピース・バターライス
「オムライスの上にのった数粒のグリーンピース」をよけていた子供でした。 野菜が少しずつ食べられるようになって、すっかり忘れていた記憶をたぐり寄せ、その原因を私的考察。
「固い皮と実の落差。」やわらかい舌触りを好む子供は固い皮に違和感をもったのでは?
じゃあ、グリーンピースを潰してみよう!
ベーコン、マッシュルーム、潰したグリーンピース、米をバターと塩を加えて炊く。仕上げに取り置いたグリーンピース(潰してないモノ)を加え混ぜる。
グリーンピースの実とさやを茹でた汁をベジスープと捉えて、ごはんを炊く水にしました。
潰したグリーンピースがごはんとからまり、甘く濃いバターライスできました。
単体でも、付け合わせにも、美味しいチーズをあわせるとエンドレスの酒の肴ともなります。
豚肉のポワレ、レモンマーマレードソース添え
国産のレモン収穫最終盤。無農薬のレモンが入手できるうちにレモンマーマレードをつくっておけば重宝します。
塊の豚肩ロースを厚切りにし、フライパンでじっくり焼き上げ白ワインで蒸した後、皿に盛り、残った蒸し汁とレモンマーマレードでソースをつくり豚肉にかける。
クレソンを添えていますが、実は上記のグリーンピース・バターライスとも相性バツグンです。
フラット・ストロベリーケーキ、自家製フロマージュ・ブラン添え
12月から活躍するいちごは本当は3~4月が旬。いちごの本来の味や香りを楽しみたくてシンプルな焼き菓子をつくりました。
タルト型に生地を流し、いちごを埋め込むように並べ焼き上げます。
ホイップした生クリームとヨーグルトを合わせガーゼで包み、一晩冷蔵庫に置き、ホエーを取り除くと自家製フロマージュブランできあがります。
いちごとこのフロマージュブランの酸味が引き立て合い、軽やかで春らしい一皿になりました。
月初めに新葉を愛でていた夏椿。月末には花が開き始めました。
明るい日差し、爽やかな風。
「時間よとまれ。」と願うのは私だけでしょうか?
コメントを残す