少し渋めの『花より団子』。
庭の花やグリーンは目を楽しませてくれますが、胃袋を満たす食材、早春編。
蕗、こごみ、クレソン。
小さな池の周りに苗を植えたら、根付き、毎年収穫しています。
気温上昇と共に、虫も大量発生するので、朝晩まだ寒さが残るこの時期だけの季節限定品。


蕗を下茹でして、筋を取り除くと“翡翠色”現る。
昔、ケーキの上に飾られていたアンゼリカを思い出す。 最近ほとんど見かけないけど、蕗も下ごしらえが面倒なので、忘れ去られていくのかしら。


『蕗の青煮』 『クレソンのお浸し、スライスアーモンド添え』

『蕗と竹の子とアサリのごはん』
山椒も芽吹いて、桜も満開。 昨日は燕を見かけました。

結婚して初めて迎えるお正月に、夫曰く
「黒豆も、お餅も好きじゃないから。」と。
黒豆も、お餅も好きな私が暗中模索?孤軍奮闘?して
四半世紀を超えてつくるお雑煮。
カツオと昆布のだしをベースに、
皮目を焼いた鴨、大根、金時人参、牛蒡、舞茸、海老、三つ葉、柚子の皮、
お餅は焼いています。
それぞれの実家の味は見事に踏襲せず、勝手に作って
我が家の定番になりました。
おせちつくりに欠かせぬものは、何ですか?
クリスマスが終了すると、翌日から店頭に登場する『これぞ!おせち!』な素材たち。
そのひとつが、慈姑(くわい)。
調理に手間のかかるものが、素材としてスーパーで普通に売られていることに、妙に感激。
「やるなぁ~。松山人。」

慈姑は(日本料理的には)芽があってこそ、存在価値あり。
丁寧に泥を落とす。

芽の先端を少し落とし、六面に皮をむく。

くちなしの実で黄色く色付けしながら下煮し、甘味の効いた出し汁で煮含める。
子供の頃にはちっとも理解できなかった苦味。
家族の不評を受け止めつつも、毎年作る人がどうか減りませんように。

クリスマスリース・葉牡丹
2014年のクリスマスリースは市販品を活用。 普段ならまず選ばない葉牡丹。 白い薔薇に見えてしまった。 お正月も、松とか刺して使えそうな~。

クリスマスリース・コルク
1996年製作。 数度の引っ越しに耐え、健在。 毎度、見た人が言う言葉はまず同じ。 『飲んだねぇ~。』