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  2017年6月
2017年6月

1年後のおみやげ

去年の今頃は何をしていましたか?

私は北欧へ行っていました。

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アグネータ・フロック(Agneta Flock)さん宅

1年後のおみやげ①

アグネータさんのお庭で、エルダーフラワー・ウォーターをいただきました。

東京のカフェで飲んだものやIKEAで買ったものとは全く違うもの。

マスカットのような香り、主張は強くないけど、さわやかで透明感のある味とでもいうのでしょうか。

いただいた全員が感激し、この涼風が流れる庭で時間が止まってほしいと願ったのでした。

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elder flower  (和名セイヨウニワトコ)

さて、1年後、松山の農協直売所、小松菜が並ぶ棚の脇に小袋2つ。

〝エルダーフラワー″と手書きのラベル。

思わず2度見し、迷わずGET!

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砂糖のシロップにレモンとクエン酸を加え、エルダーフラワーの花を1晩漬けてエルダーフラワーウォーターは完成。

保存も考え、甘みも強いので、レモンを添え、炭酸水で割って飲みます。

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庭のボリジの花を浮かべ、Pukebergsのグラスで。

1年後のおみやげ②

去年の北欧旅行のテーマのひとつはスウェーデンのガラス王国を訪ねるというもの。

ガラス工房を訪ね、手に入れ愛用しているものに、Ingegerd Roman(インゲヤード・ローマン)の器がある。<*2016年10月料理教室の写真>

日本でその後、彼女のデザインのガラスボウルを発見。

(生産国より、日本の方が商品が揃っていたりすることがよくあります。)

1人のデザイナーが複数の会社とデザイン契約し、ガラスや焼き物だけでなく家具や時には建築もデザインすることもよくあります。

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手前のボウルがスウェーデンで買ったもの。 Ingegerd RamanデザインOrrefors社製。

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帰国後日本で買った、同デザイナーによるボウル。Skruf社製。

すごくシンプルで似たようなものがありそうで、ない。

花も食べ物も盛り映えします。6月の教室・はだか麦の夏サラダに使っています。

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Skrufの工房を訪ねましたが、持って帰りたいものには出会わず、日本で見つかった…ということです。

しかし、この工房の一角にあったアンティークショップはかなりのめっけもんで、私にとっては宝の山。

 Pukebergsのリキュールグラス6点(前項↑エルダーフラワーウォーターを入れたグラス)はカクテル、デザート、先付と、懐かしい思い出と共に活躍中。

1年後のおみやげ③

長く生きていると、いろいろほころび?具合の悪いところは出てきます。

家具も同様で、バブル期?~1990年代に購入した椅子が続けざまに調子が悪くなり、1脚は修理、もう1脚は処分。  洗練されたデザイン優先の華奢な椅子は我が家には向いていないのかしら?

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Aaltoの自宅外観&リビングルームからダイニングルームを見る。

昨年、Aaltoの自宅を訪ねたこともあり、彼が設立したArtek社の椅子Domus chairを購入。

こなれたヴィンテージものも探したけど、結局ちょっと武骨な(長年生産され続けているということは丈夫という証かな)ツートンのこの椅子を選びました。

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Domus chair(ドムスチェア)

短めの肘掛けもちゃんとテーブルにおさまる高さで、毎日腰かけています。

北欧に旅行した友人の言葉。

〝旅は三度楽しめる。旅行前の準備のワクワク。旅行の最中。旅行後の懐かしむ時間。″

雨に閉ざされた日は、旅の日を思い出し、

ドムスチェアに座り、アグネータさんの本を見て、エルダーフラワーウォーターをすする。

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<注記>広辞苑によると、みやげ(土産)とは旅先で求め帰り、人に贈るその土地の産物。

自分への贈り物編です。


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6月の料理教室

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5月末から6月初めにかけ、『麦秋』という言葉を耳にすることが多く、また、店頭で『梅の実』が主役の場を与えられてる様子に触発され?6月のテーマは『麦』と『梅』。

しかし、早くも庭に向日葵が咲いていたので、テーブルに運んでみました。

確実に夏はやって来ています。

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フルーツトマトの冷やし椀

湯むきしたフルーツトマトを出汁に浸して、冷蔵庫で1晩置き、冷たい出汁ごと いただきます。 トッピングはみじん切りした塩昆布。

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はだか麦、緑の豆、とうもろこしの夏サラダ

はだか麦は大麦の1種。 愛媛県は生産量日本一。

(しかし地元民にその自覚はあまりないような~。)

今、もち麦は話題の的ですが、ほとんど親戚?のようなはだか麦をなんとか使いたい。

茹でたはだか麦、いんげん、絹さや、枝豆(グリンピース)、とうもろこし。

まとめてくれるのは梅肉ドレッシング。 蛇足ながら、〝麦&梅″でしょ。

結構『やめられない、止まらない』味なんです。

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スペアリブの山椒味噌焼き

5月は花椒(中国山椒)。6月は日本の山椒。

春にやわらかい葉を香り、初夏に実を辛味と味わい、枝はすりこ木に。

棘はあっても、庭に植えたくなる木のひとつ。

叩いた山椒の実と味噌を合わせ、下味をを漬けたスペアリブにぬり、新玉葱、薩摩芋、万願寺唐辛子(or赤パプリカ)と共にオーブンで焼く。

辛味が大人味に。

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梅つゆうどん

最後にさっぱり、梅干しを煮た出汁で稲庭うどん。

夏の薬味(紫蘇、茗荷)に叩きオクラ、輪切りのヤングコーン、とろろ昆布に小梅。 お腹いっぱいでも、つるっと納まちゃいますね。

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黒胡麻ロールケーキ

先月に引き続き、黒胡麻ペーストを使ったデザート。

ケーキ生地の中に黒胡麻ペーストを混ぜて焼き、ホイップクリームを塗って、さらに黒胡麻ペーストを帯状に流しくるりと巻いてロールケーキに。

ちょっと地味な風情なので、季節のサクランボを添えました。


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5月の料理教室

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青葉薫る季節。にぎやかな虫の声とともに、鮮やかな庭の果実たち。

こんな艶やかで繊細な香りの贈り物が到来。

育て、摘み取る苦労話があってこその美味。

料理の素材も、一気に初夏模様。

今月は中華です。

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豆腐と空豆の和えもの

木綿豆腐の水気を切り、ゆでた空豆と共に手でザックリと和えます。

味付けは塩、生姜、ごま油。

揚げたちりめんをのせて、しっとりとカリカリの組み合わせです。

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春キャベツとカリカリ豚のサラダ

花椒(中国山椒)をすり潰し、胡麻、にんにくと共にさらにすり、熱々の胡麻油を注ぐ。

スパイシーな香りに、『中華ってすごい!』っていつも思ってしまいます。

この香りをベースにコクのあるドレッシング(たれ?)をつくります。

千切りした春キャベツ、スナップエンドウ、アボカド。

多彩な緑に揚げ焼きした豚肉をのせ、こっくりスパイシーなドレッシングをかけました。

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ゆでワンタン、ネギ油ソース

25年来?の我が家の定番。

たぶん、みんなが好きな味。

スープワンタンとは別の顔。

ワンタン茹でながら、なぜかパスタを茹でている気分になってしまいつつ、アツアツの胡麻油をワンタンの上に注ぐときは、再び、『中華って偉大!』。

たっぷり作っても、完食必至。

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牛肉とアスパラガス、黄ピーマンの炒め物

ちょっと奮発してステーキ肉を使うと簡単な炒め物も予想以上のおいしさ。 初夏の野菜もふんだんに。

調味料は酒、醤油、黒酢。黒胡椒。

牛肉の旨みを含んだ煮汁は雑穀米と共に食べていただくのがおススメ。

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黒胡麻プリン

黒胡麻ペースト(市販品)があれば、簡単にフルフルのデザートがつくれます。

胡麻を使ったデザートって、なんとなく健康的って言い分けしやすい気がするのは私だけ?


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